2017年3月17日に全日本柔道連盟から試合中にマウスガード(マウスピース)の装着を認める決定がなされたことが通知されました。
【審判委員会】大会におけるマウスピース(マウスガード)の装着について(通達)
他の競技から遅れを取っている状況が続いていましたが、ようやく認められてよかったと思っています。
私も普段からマウスガードを使っているのでうれしい限りです。
私がマウスガードを付けていてうれしかったこと、入手先、お手入れ方法をご紹介します。
マウスガードのメリット
マウスガードを付けることで以下のメリットがあると言われています。
- 口腔の怪我の予防・軽減
- 脳震盪の予防
- 運動能力の向上
私はマウスガード歴半年ですが、効果を実感できたのは口腔の怪我の予防・軽減のみでした。
マウスガードを付けていなかった時はしょっちゅう口の中を切ったり、歯がグラグラしたりすることがあったのですが、マウスガードを付け始めてからはそういったことはなくなりました。
脳震盪の予防はいまいちわからないです。
きれいに投げられた時、目に星がびかっと出る時があるのですが(恐らく軽い脳震盪)、それが起きる頻度が減っているような気がしています。
装着前後と劇的な差が無いのでわからないです……。
運動能力向上もいまいちわからないです。
ただ、投げを打つときや、寝技で相手を返そうとする時に歯を食いしばる時がありますが、これまでは歯にダメージがいくのが怖くて思いっきり食いしばることができなかったけど、マウスガードを付けることで安心感が生まれ躊躇せずに食いしばることができるようになりました。
歯の怪我への恐れをなくして競技に専念できるようになったという意味では能力向上に寄与しているかもしれません。
マウスガードはどこで手に入れる?
オーダーメイドタイプ
歯医者さんで歯型とかみあわせととってもらっいます。
ぴったりと口にあって、細かな調整もしてもらえます。
私が使っているのもこのタイプです。
ただ、お値段がそこそこします。歯医者さんによっては1万円以上するようなところもあるとか……。
ちなみに私は大阪の中井歯科医院さんで作ってもらいました。
3000円位で作ってくれるので、めちゃめちゃ安いと思います。
病院に行く手間がかかるものの、とてもおすすめです。
マウスフォームドタイプ
スポーツ用品店で購入し自分で形作るタイプです。
口にぴったりのものをつくるのはとても難しいですし、口にあっていないものを使用するのは危険です。
お値段は安めで、1000円くらいからキットが売られています。
しかし、出来る限り歯医者さんで作ることをおすすめします。
マウスガードのお手入れ
マウスガードは清潔に。
マウスガードはシリコンでできているため、吸水性が高く、色やにおいがつきやすいです。特に白いマウスガード!
使用後は水洗いし、ケースなどに保管しましょう。
臭いが気になる場合はハイターに浸けておくと臭いがとれます!除菌もできてGood
ハイターに付けるのはちょっと……という方は入れ歯洗浄剤もおすすめですよ。
高温においてはダメ。
マウスガードは熱で変形しやすいシリコンでできています。
お湯につけたり、高温になる場所に置いておくと変形して使い物にならなくなってしまいます。
そこそこ値の張るものですから、長く大事に使いたいですよね。